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院長挨拶

健診の拡充とがん治療の充実を図り、地域に社会に貢献

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皆様方におかれましては益々のご清栄のこととお慶び申し上げます。この度、2021年4月付けで前院長である赤崎満総長の後任として南部徳洲会病院の院長に就任しました服部真己です。当院は1979(昭和54)年6月1日に開院以来、「生命だけは平等だ」の理念のもとに、「いつでも、どこでも、だれでもが、安心して最善の医療を受けられる社会」を目指し、日々、救急医療や離島僻地医療を柱に高度先進医療、介護福祉、予防医療に幅広く取り組んで参りました。また、新型コロナウイルス感染症の拡大下での院長拝命に一層身の引き締まる思いです。前院長に引き続き、徳洲会の理念のもと、地域医療に貢献するべく精進して参ります。

南部徳洲会病院は、徳洲会グループの5番目の病院として設立しました。救急医療に関しては、開院の翌年(1980年)に沖縄県の民間病院として第1号の救急病院指定を受け、2007年には、県のドクターヘリ事業と連携し、2009年にはドクターカーを導入、地域の救急隊と連携し、救急現場における救命活動も行っています。

当院ではがん治療の向上を目標に、2012年に沖縄県初の放射線治療装置トモセラピー導入を始め、2017年には緩和ケア医師の着任によりがんサポートチームを発足し、現在は専門看護師の育成にも取り組んでいます。更に、2020年には徳洲会グループ初・県内初となるサイバーナイフを導入しました。2019年から内視鏡治療では、ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)での早期大腸がん治療も実施しています。2015年にはJCI(国際的医療機関評価機構)の認証を得るなど先々を見据え先進医療と医療水準の向上に積極的に取り組んでいます。

新型コロナウイルス感染症においては、2020年2月に県内初の患者を診察して以降、2021年3月までに約250名の入院患者を受け入れ、院外のプレハブ設置による発熱外来の運用など迅速に感染拡大と診療に対応し乗り越えてきました。まだまだ感染症は沈静化しておらず余談を許さない状況ではありますが、当院では今後も地域の皆様が安心して医療を受けられるよう、職員チーム一丸となって感染予防と治療に努めて参ります。

今後は、各疾患の早期発見・早期治療を目標に、健診の拡充とがん治療の充実を図り、医療・福祉・介護を通して地域に社会に貢献していきます。「いつでも、どこでも、誰でもが安心して最善の医療を受けられる社会」をめざすという理念のもと、職員一同尽力して参りますので、前院長同様、格別のご指導・ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

院長 服部 真己