医療法人 沖縄徳洲会 南部徳洲会病院

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放射線治療科

強度変調放射線治療専用機
トモセラピーを導入しました。
IMRT(強度変調放射線治療)
CTスキャナーと放射線治療機を一体化し、複雑な動きや計算をコンピューターで制御しています。腫瘍の形状にあわわせて放射線の形・強度を複雑に変化させつつ、360°の全方向から照射することが出来ます。腫瘍に放射線を集中させ、正常な組織には照射線量を減らすことで、今まで以上の治療効果が期待できます。
IGRT(画像誘導放射線治療)
照射直前にCTを撮り、腫瘍の位置を確認することで、照射位置を補正して精密な照射を行うことができます。

トモセラピーが得意とする疾患

  • 前立腺癌
  • 脳腫瘍
  • 骨転移
  • 耳鼻科領域の腫瘍

その他多くの腫瘍に有効です。

身体的負担が少ない治療です。

従来の放射線治療に比べ、病巣へのピンポイント照射が可能で
体への負担を最大限に軽減することができます。

日常生活を送りながら、外来治療が可能です。

外来通院での治療が可能です。仕事を続けながら治療を受けていただくなど、
生活の質を保ちながらの治療をめざします。

保険が適用されるので安心です。

トモセラピーによる放射線治療には健康保険が適用されます。

トモセラピーのお問い合わせ・ご予約は・・・

南部徳洲会病院 放射線治療科

<代表電話> 098-998-3221

〒901-0493 沖縄県島尻郡八重瀬町字外間171番地1

南部徳洲会病院MAP

部署挨拶

放射線治療と聞くと、「なんとなく怖い」と思われる方が多いと思います。放射線は目に見えませんし、手術ができないから放射線治療を受けているというイメージもあるかもしれません。周りに放射線治療経験のある方も少ないのではないでしょうか。放射線治療は全身への影響が少なく体にやさしい治療であり、副作用は放射線を当てた部分の周りにしかおきません。例えば肺や乳房、お腹の下のほうにある前立腺に放射線治療しても髪の毛は抜けませんし、吐き気を起こすこともまずありません。照射中の痛みはありませんので麻酔は不要で、10-20分ほど仰向けになっている間に位置合わせと治療を行うことが多いです。これを毎日週5回、何週間か繰り返します。個別の状況にもよりますが、仕事を続けながら、また趣味を続けながら外来通院で放射線治療を受けておられる方も大勢いらっしゃいます。米国では放射線治療が広く受け入れられており、がん患者のうち6割ほどが何らかの形で放射線治療をうけていますが、日本ではまだ3割ほどと少ないです。次世代放射線治療装置TomoTherapyでは、強度変調放射線治療という新しい技術で「病気へはより多く、正常な部分へはより少なく」放射線を当てることが可能になりました。これにより前立腺がんや肺がんでは、手術をうけるのと同じくらいの効果がだせるようになり、いよいよ「切らずに治すがん治療」の時代が到来しております。自費診療ではなく保険適用となりますので費用負担も抑えられます。放射線治療で受診希望される場合、まずは現在通院されている主治医の先生へ「放射線治療を希望」とご相談ください。

TomoTherapy (トモセラピー)について

次世代放射線治療装置、TomoTherapy (トモセラピー)社製Hi‐ARTシステムを導入しております。

この装置はヘリカルCT装置と放射線治療装置を組み合わせたもので、今までの放射線治療装置との違いはIMRT(強度変調放射線治療)と呼ばれる技術を用いた専用装置であるということです。

トモセラピーは米国で近年開発された治療装置で世界では400台以上、日本には2005年に初めて導入され現在国内に47台の稼働実績があります(2015年現在)。 沖縄県では唯一の導入になり、様々な症例において患者様へよりよい治療のお手伝いが出来るものと考えています。

ヘリカルCTスキャナー

ヘリカルCTスキャナー

リニアック治療装置

リニアック治療装置

トモセラピー
  • CTの技術と放射線治療がひとつになりました。
  • 信頼性が高く人にやさしい治療装置です。

トモセラピーの特徴

1. 副作用を徹底的に抑えたIMRT(強度変調放射線治療)専用装置です。

IMRT(強度変調放射線治療) とはがんに侵された病巣部分へ放射線を照射する際に、周りに隣接する正常組織への影響を最小限にするために、がん病巣に合わせて照射の方向、大きさ、範囲、位置、時間を自由に調整できるようにした治療方法です。 正常組織への影響を少なくすることが可能な為、副作用を軽減させることができます。

従来の照射法

 

IMRTによる照射法

 
従来法の照射イメージ

従来型の照射では、照射位置によって正常組織も髙い照射線量を受けてしまう。

IMRTの照射イメージ

IMRTでは、照射位置によってビームの強さが変化し、がん細胞に高線量、それ以外は低線量で照射することができる。

前立腺放射線治療の線量分布の比較

従来法

前立腺

直 腸

IMRT
(強度変調放射線治療)
従来法と比較して、前立腺には、高い線量を照射でき放射線に弱い直腸には高い線量が当たらないように制御できている。

2. IGRT(画像誘導放射線治療)により、正確にがんを照射します。

照射の直前にCTで画像情報を取得し、治療計画時の画像と合わせ込みながら位置を確認して正確な照射を目指す治療技術です。 臓器の形状が変化しても位置の補正をすることで正確に治療することができます。

青い部分が治療直前にトモセラピーで撮影した画像。

治療計画時に撮影したCT画像と、重ね合わせて、位置補正を行い高精度の治療を行う

トモセラピー内臓のCTを使って治療直前にCT画像を撮影し、がんの位置がずれている場合(膀胱に尿が溜まっている時や腸管にガスが溜まっていて腫瘍を押している場合など)、位置の修正を行います。これにより正確で的確な放射線治療が可能となり、正常組織の副作用の低減が可能となります

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3. 複数の腫瘍、全身照射に対して1回の照射で治療が可能

トモセラピーでは、ベットを移動しながら照射を行う事で、縦方向に最大160cという大きな照射野で治療をする事ができます。

この機能によって複数個の腫瘍や、頭から腰までのような広範囲の照射範囲でも1回の照射で行う事ができます。

全脳全脊髄照射の線量分布

多発骨転移の線量分布

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治療実績

  2014年 2015年
前立腺がん 69 92
乳がん 24 28
肺がん 20 14
骨腫瘍・骨転移 75 99
悪性リンパ腫 3 1
転移性脳腫瘍 26 11
脳腫瘍 4 1
食道がん 11 5
直腸がん 8 2
膵臓がん 5 3
肝臓がん 2 0
転移性肝腫瘍 1 0
悪性胸膜中皮腫 1 1
その他 37 48
総件数 286 305

治療の流れ

治療の進め方

  • 1
  • 診察

  • 放射線治療医が診察を行い、検査結果とあわせてスケジュールを決めます。副作用についてもご説明しますので、ご家族と一緒にお聞きください。
    費用は保険の範囲内です。

  • 2
  • 治療計画用CT(MRI)をとる

  • 治療計画を立てるために、治療用のCT(MRI)撮影をします。基準となる位置が分かるように、皮膚にマジックでしるしをつけます。
    照射位置を決めるために大切な線ですので、消さないようにしてください。

  • 3
  • 治療計画を立てる

  • 放射線治療医がCTをもとに、副作用が少なく、治療効果がより上がるように設計図を作ります。これを治療計画といい、約1週間かかります。

  • 4
  • 治療開始

  •  
  • 治療時間は、約30分ほどです。この時に、CTを撮影した時とできるだけ同じような状態で治療をしていきます。

  • 実際の治療風景

    実際の診察のイメージ

Q&A

  • Q.治療に痛みや不快感を伴いますか?
  • A.放射線治療を受けても、患部が熱くなったり痛くなったり不快感を感じる事はありません。ただし照射部位によっては治療の途中から粘膜炎の違和感や全身の疲れ感を自覚する場合がありますが、日常生活に影響する事はほとんどありません。

  • Q.治療時間はどれくらいですか?
  • A.1回の治療時間は、平均10~20分ほどです。照射回数は部位などによりますが、数回~39回です。

  • Q.どんながんでも治療できますか?
  • A.がんの種類や部位、進行具合にもよりますが、ほとんどのがんに適用があります。治療目的も根治照射、予防照射、術前・術後照射、緩和照射などがあります。

  • Q.入院しなければ治療をうけられませんか?
  • A.通院での治療も可能です。お仕事をされながら通院治療される事も可能です。治療時間は調整出来ますのでご相談下さい。

  • Q.治療は途中で休んだら効果がなくなるのですか?
  • A.休んでも効果がなくなる事はありませんが、月~金曜日に続けて照射するように治療計画をたてているので、できれば予定通りに照射を続ける事が望ましいです。体調不良や何かの都合で休む時は連絡下さい。

  • Q.治療費に健康保険は使えますか?
  • A.健康保険で治療が受けられます。費用は治療方法によって異なります。保険診療ですので高額療養費制度もご利用できます。

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